2010年07月15日

迷惑な人だかり

著名人に群がろうとする人たち

hitodakari.jpg

セミナーなどで講師がいい本出してたりすると、それに感銘を受けた人が興味を持って近づいていく。
もろ迷惑そうな顔の著名人。
無碍に断ることもできず、縛り付けにあっている。
それに時間をとられてしまい、他の来場者に挨拶できない。
おかまいなしに接近していく(年配の)人たち。
つくづくタイヘンだなぁと思う。

聞き手になると、いつ話を切り上げたらいいのかわからなくなる。
近づいてこられた瞬間、その場から立ち去る口実を考えてしまう。
好意を持って接近されてもうわの空。
だから私はよほどのことでない限り、「避けられてる」とか「失礼だ」とかいうマイナス思考で受けとめないようにしている。
「こういうのが苦手な人なんだな」と察する程度。
そんなふうに自分にもよくあることだ≠ニ思えると、軽く受けとめることができる。

昔は私も近づきたい気持ちがあった。
近づいていい思いをすることもあるし、
知りすぎてガッカリすることもある。
要は、どんなに感銘を受けてもありえない幻想を抱かないことだ。

誰も傷つけずに社会的な成功をおさめている人なんて、ほんのわずか。
初恋の人と結婚するくらい(いや、それ以上に)稀なケース。
成功したその影でいろんな苦渋を味わってるし、いい人≠ナはいられなかった過去もあるはず。
人と違うことをするにはそれ相応のアクの強さも必要になる。

知りすぎないでいい距離感をキープするには努力が必要。
脚光を浴びるのはいつも表の顔。
表の顔のつきあいが増えてくると、本当の気持ちに戻れる場所がほしくなる。
そういうものじゃないかな。
私自身が無理したくないから、相手にもそんな思いをさせたくない。
営業なんかしてたらそんな甘い考えじゃいられないけど、そうやって人だかりができる著名人をいつも遠巻きにみてしまう。



posted by 亀有夕子 at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

YAHOOみんなのアンテナより「友人にあなたは悪魔だと言われて憤慨しています」


今日もまたYAHOOみんなのアンテナでユニークな相談がありました。
まったくその気はないのに男性から言い寄られて困るという、キャリア志向の元モデルさん。
家庭があるくせに誘ってくるな!と怒り心頭で、しつこい既婚男性に至っては奥さんに密告してまで撃退します(笑)。
詳しくはこちらをクリック→ 「友人にあなたは悪魔だと言われ憤慨しています」

この女性は、奥さんから「あなたが誘ったんでしょ」と言いがかりをつけられてもまったく怯みません。
そっちに女の魅力がないから私にのぼせるんだろう、しっかりつかまえて管理しろ!!と捨て台詞。
いやぁ〜正論ってキツイですねぇー!!
ここまでハッキリ言えたらたいしたもんだ!

それで家庭が壊れても、
「やり直すチャンスが出来たわけだし、
本当にあった人を探すことになるだろうから結果私が正しかったのでは?」
と言い切れるところが無敵で天晴れ。
そんな彼女がベストアンサーに選んだ回答は、もっと天晴れです。

「不倫に走るでもなく、男にちやほやされて喜ぶでもなく、『身体目当て』を看破し、ご自身を落とすような色恋には溺れない。 素晴らしいです」
と、彼女の生き方を支持した上でこのように回答。
「誘う男も嫉妬する女も、あなたのように強い人間ではない」
「弱い人には弱い人なりの生き方や満足があるんです。
 弱い人々の小さな幸せを、精神的に強い質問者がわざわざ壊すことはない。」


奥さんにチクらないで、男性側に「バラすわよ」と釘を刺せばいいってことでしょうか。

これは悪魔というよりローレライ
沈没してしまう舟人が続出するほど、危険で魅惑的なローレライなんでしょうね。
わたしは歌をうたってるだけよ。
 あなたが勝手によそ見したんでしょ≠ニ開き直ってるローレライですが(笑)。


posted by 亀有夕子 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

子どもギライなお姉さん

昔、結婚相談所でバイトしたことがある。
まだコンピューターを導入する前で、会員は手作りのプロフィール表からお見合い相手を選んでいた。
やり手だけどクセのある女性所長とアクの強い会員さんたち。
次々入れ替わるアドバイザーたち。
その中で印象深い人がいた。

佐藤さん(仮名)はとてもユーモアのあるアドバイザーだった。
いつも職場の皆を笑わせていた。
ちょっと悪ぶったところがあるけど、誰も本気にしてなかった。
いざとなったらすごく面倒見がいいことを知っていたから。

佐藤さんと同期の山田さん(仮名)は、福々しい笑顔の主婦だった。
育ちのいい人だったのかもしれない。
家を新築したばかりの可愛い奥さん。
絵に描いたような幸せ家族の話をよくしていた。

個人的に山田さんから新築の家に招かれた私は、アットホームな御家族を紹介された。
娘の部屋はラブリーなインテリア。
温厚な御主人にスタイリッシュなキッチン。
壁紙も照明も、展示会に足を運んでこだわったもの。
私は普通に驚きながら「いいですね」とリアクション。
それ以上何も察することはなかった。


ある日佐藤さんが職場でふざけて言った。
「私、子どもキライだから。」
間髪入れずに山田さんが叫んだ。
「子どもがキライだなんて信じられないっ!! 」

その瞬間、佐藤さんが豹変してしまった。
山田さんを徹底的に無視。
時にはイヤミを。
時にはのけ者に。
それはもうあからさまだった。
日頃から話題の中心になって、気配りを忘れない佐藤さん。
何が彼女をそこまでさせてしまったのか。

もともとソリが合わないところへ、触れてはいけない部分に触れてしまったらしい。
私と二人きりになった時、佐藤さんがうつむきながら語りだした。
「私、子どもを堕ろしてるの」

前の職場で風邪がはやり、まわりの人が次々休んでたちまち人手不足。
上司から「健康管理を怠らないように」と朝礼で厳重注意。
「そんなこといわれたら休めなかったの」
佐藤さんは風邪薬を飲んで働き続けた。

その時、妊娠していることに気づいた。
待望の赤ちゃん。
だけど風邪薬を飲んでしまった。
障害児かもしれない。

「育てる自信がなかった」
年下の私に涙目で話す佐藤さん。
おそらく自分を責めて責めて、悔やんで悔やんで。

対照的なのは、なんの疑いもなく我が子を愛し、優しい御主人と新築マイホームの山田さん。
佐藤さんはそんな山田さんがまぶしすぎて、悲しすぎたのかもしれない。
なんとかしたくて私は職場の友達と話し合った。


山田さんとお茶したことのある友達が私に言った。
「サイテーだよ、あのおばさん!!
結婚相談所でえり好みする、頭の悪い女性会員とかわらない!!」
と息巻く彼女。
話を聞くと、どうやら山田さんは自分の旦那が気に入らないらしい。
あまりにもしつこくアタックしてくるもんだから、シブシブ結婚。
「うちの主人ちっともハンサムじゃないの。 自慢できるのは学歴だけなのよ!」
友達はあえて学歴を聞かなかったという。

山田さんが結婚するのにもらった指輪は1カラットのダイヤ。
「まわりはみんな3カラットなのに恥ずかしくてしょうがない!!」
それを聞いた友達は、仲裁に入るまでもないとあきれていた。
「あんなくだらない話するおばさん、ほっといていいよ!」

私は山田さんの表面しかみれなくて、友達はしっかり裏をキャッチしていた。
その人のいい面だけで関わると、私だけいい子(ラッキー)になってしまう。
エッセイストの浅見帆帆子さんは「精神レベルをあげるとその人のいい面とだけ関われて、トラブルに巻き込まれなくなります」と著書で述べているけど、私の精神レベルが高いからおいしい思いをしやすいのでは、決してない。
世間知らずな者同士、鈍すぎてお互いのトラブル要素に気がつかないだけだ。

だけど裏を見た友達は、自分が関わるに値する人物かどうかを公正にジャッジすることができる。
公正にジャッジできたら自分だけのラッキーで終わらない。
現に私は、もう少しで余計なことに首を突っ込むところだった。
人からかわいがられて得することもあれば、そのせいで見えてこないものもある。

そうこうするうちに、佐藤さんも山田さんも自主退職。
一方的に攻撃していた佐藤さん。
それは決してほめられたことじゃないけど、山田さんの持つ資質は同性を敵にまわしかねない。
もしかすると、いい女友達がいるのは佐藤さんのほうかもしれない。

タグ:浅見帆帆子
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2010年04月02日

世間知らずにつける薬

YAHOO! の知恵袋から。
「世間知らずで彼にフラれそうです・・・(23才女性)」

デート中に彼から離れてひとりでいたら、2人の男性に話しかけられ、メアドを教えてしまった彼女。
「どんな人でも話しかけられたら無視ができない性格」で、「嫌々ながらも話の相手をしてしまった」そうです。

それを聞いた彼がブチギレ。
「純粋で素直だけど、世間を知らなすぎて怖くなる。結婚するのを考えてしまう」と言われてしまいます。
困った彼女はYAHOO! の知恵袋で悩み相談。
すると「バカか?」といった温かい声援(^^;が多数寄せられ、思いがけないコメントに全部読みきれないでいます。(^^;コンナオソロシイ回答、読メナイデショウ!)

ま、ほとんどのユーザーがまともなコメントを(鋭利な言葉で)しているのはたしか。
かえってこのくらいグサッときたほうが、どんなに外れたことをしたのかわかるかも。
回答に目を通しきれないことを謝っているので、本当に素直な人なんだと思います。

おそらくこの彼は、ほっとけない女の子が好みなのでしょう。
これは相当ナイト(紳士)精神をくすぐると思います。
彼女が「どんな人でも無視できない」ように、彼も「どんな世間知らずでもほっとけない」という微妙なバランスで釣り合ってるんですね(笑)。
もし私がそんなことしたら、相棒から「ビッチ!」といわれて即終わりですよ。
お互いに面倒くさい人キライだから。

世間知らずが招くピンチをどう防ぐか、これ、難しいです。
ベストアンサーにあるとおり、優先順位を決めて本当に大事なものを大切に扱うことなんですが、今回の件で「彼が一番大事」と再確認できても、それを具体的に行動に移せるかどうか・・・。
それまでまったく注意してこなかったことを意識付けるわけですから、まるで浮気性の男性に貞操観念を態度で示せ!というくらい、すぐに身に着くものじゃないような気がする。

現に、脅迫めいた回答を「全部読めない」と謝ってしまってるし。
自分がどうすればいいのかわかったら、そんな罵詈雑言にいちいち目を通さなくてもいいんですよ。
通りすがりのユーザーに、そこまで律儀になっちゃダメ。
「傷つきたくないから読めない自分」を優先して、守ってあげなきゃ。
時間はかかるだろうけど頑張ってね。続きを読む
posted by 亀有夕子 at 03:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月08日

カウンセリングが上手なおばさん

カウンセラー養成講座で受講生が苦心していたのは、なんでも話してもらえるような雰囲気づくりだった。
とくに困難を極めていたのは、社会的地位の高い男性受講生。
大学教授とか会社経営者とか、普段は人の話を聞くより話す側にいる人たち。
カウンセラー役なのに、クライエント役と討論しがちで、いつも頭を抱えていた。
その中に、「この人うまいなぁ」と一目置く女性受講生がひとりいた。

ロールプレイの授業では、軽い小話ばかりで私は辟易していた。
現場のクライアントはどうでもいい内容なんか話さないのに、みんな、カウンセラー役の受講生が失敗しないように無難にクライエント役を演じる。
ラ・ポール(信頼関係)を形成するのに必要なのは、カウンセリングのテクニックじゃない。
テクニックばかりうまくなっても、クライアントの心は動かない。
物足りないと感じた私は、ロールプレイで本音を語ることに決めた。
カウンセラー役を困らせてもいい、という覚悟で。

すると、相手役になったのはカウンセリングが最も上手な女性受講生(おばさん)だった。
彼女は人真似やポーズじゃなく、心から受容してカウンセラー役をこなしていた。

ロールプレイで泣きだしてしまったクライアント役の私に、女性指導員が皮肉まじりに問いかけた。
クライエント役としてふさわしくない話をしたことについて、「みなさん、どう思われますか?」と。

すると、柔らかい口調でそのおばさんが答えた。
そういうことよりも、彼女はこのクラスで、具体的に話したいのにそれができない葛藤を言いたかったんだと思います。

そのおばさんのおかげで、受容と共感的理解がカタルシスを招くという例を、身をもって実感した。
その様子を受講生全員が目の当たりにしていた。
公衆の面前で泣きだすという、私の思惑とは反する結果になってしまったけれど、「難しい話してゴメンね」とカウンセラー役に気を使い合う、“仲間同士”のロールプレイではありえない内容だった。

それ以来、会社経営者のYさんの服装が、固いスーツ姿からカジュアルなものに一変。
ロールプレイで議論になりがちなYさんが、クライアント役で腹を割って話していた。
 「今まで、女房の話を真面目に聞いてなかった自分に反省した。
  こんなに自分について悩んだのは、何十年ぶりだった。
  それで心機一転、服装から変えようと思った。


講座が終了し、転職したら、職場の相談室にそのおばさんがいて驚いた。
みんなには(相談員として働いてることは)内緒にしてたの。」
どうりでうまいはず。
場数踏んでる人は違う!
posted by 亀有夕子 at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 見聞録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする