2010年06月25日

未来の花嫁


弟からの突然の電話は、新しい彼女(現・嫁さん)の自慢話だった。

「お前ビックリすんなよ!! めっちゃカワイイぞっ!!」
私に電話してくるなんて、よほどしゃべりたいらしい。
彼女は高木美保に似た京女(きょうおんな)だという。

「本人は笑わせるつもりないんやけどな、
 あまりにも素直すぎて、
 ゆーてることがめっちゃ笑えるねん!!」

それ、小さい頃のあんたやん。
旅行先の大浴場で、大学生のお兄さんに無修正な発言してたやろ。
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「 この前アイツがな、
 『いいもん、私もともとカワイイから』ってゆーてたからな、
 冗談でゆーてるのわかってたけど、オレずっとムスッとしててん。
 あいつが『どうしたん?』って聞いてきても、ツレの前やから黙っててん。
 二人きりになったとき、
 『冗談でも自分のことカワイイってゆーな!!
 お前はホンマにカワイイから、自分でゆーたら感じ悪いんじゃ!!』
って怒ったら・・・
 アイツ泣きよるねん❤❤❤

あーハイハイ、わかったわかった。
小さい頃から余計な一言をくりかえし、兄姉から泣かされてきた弟。
そのせいか、弟に注意されて泣きだす彼女がひどく新鮮だったらしい。
適当に流しても止まらないノロケ話。

「それからな、
 オレ最近 詩ィ書いてるんやけどな(←お前がかっ!?)
 詩ィ書いて自分の部屋に置いてたらアイツが掃除しにきて(←尽くす彼女をなにげに自慢)
 オレの詩、読みよってん!!
 ほんで、
詩ィ書くの?』ってケラケラ笑いよるねん❤
 そうや、ちょっと待っといてくれ!! オレの詩読んだるわ!!」

いらんわボケ。
お前、詩ィ書くようなキャラちゃうやんけ。
頭のネジ3本ぐらい飛んでるぞ。
どん引きしている私をよそに、受話器の向こうで創作ポエムを朗読しはじめる。

「僕たちが知り合ったときは
  おたがいに恋人がいて
  君にはつらい思いをさせたね
  だけどもう二度と君を泣かさないから・・・
 くぅ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!
 自分で読んでて恥ずかしなるわ❤❤❤


聞いてるほうはもっと恥ずかしいわ!!!!

後で彼女に聞いてみた。
「あの子、詩ィ書くねんて?」
「そうなんです。
 ところどころ漢字まちごうてるんですけどね(笑)」

素晴らしいオチをありがとう。

未来の花嫁は微笑みながらこういった。
「公平ちゃん(弟)は最後までキメたためしがないんです。 いつもどこか抜けてて。(^^)」



posted by 亀有夕子 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | うちネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

ウチは育ちが悪いから


その会話のどこにオチがあるのですか?

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昔、とにかく仲良し家族を自慢する人がいた。

「ボクが一番尊敬してるのは父さんなんだ。
 母さんは授業参観で皆から『若くてきれいだね』って言われたよ。
 妹がガキ大将にいじめられた時、ボコボコにされてもボクはやりあったんだ。
 その時のことを今も妹は『やられっぱなしだったね』っていうけど、嬉しかったみたいだね。
 ばあちゃんは今でも毎日念入りに化粧している。
 女を捨ててないんだ。」

ああ、ウザッ!!

ゴメン、あたし自分の父親尊敬してない。
オカンはどっからみてもオバハンやし。
弟は口ゲンカで負けそうになったら、鼻クソつけてきて反則技つかうようなヤツやし!!
ばーちゃん、手術して子宮ないし!!


家族自慢するのは坊ちゃんor嬢ちゃん育ちの証。
私が話聞いててつまらないと思う人たち。
温室育ちで純粋培養、品はあるけど、いちいち松田聖子みたいにクシャクシャの顔して“「お母さ〜ん」泣き”されたらドンびきするわ。

相棒は育った家庭にコンプレックスがあるみたいで。
私としては自慢されるよりずっとまし。
「育ちが悪いから」というけれど、私なんかキング・オブ・育ち悪いっちゅーに。


兄貴が中学生の頃、ジュディ・オングの「魅せられて」がヒットしていた。
エロい話題に花が咲きまくる年頃。
兄貴は学校でウケた替え歌を弟に吹き込んでいた。





♪ 私のオメ○をナメナメし〜なぁさい!!


調子にのって口ずさむ弟。
これが男兄弟の会話のすべて。
兄貴は親の前で歌わないけど、弟は平気で披露する。

「下品な歌うたうの、やめなさいッ!!」

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オカンにどつかれ、泣きわめくありさま。
それでも全然懲りてない。
中学生になった弟は、学校で流行った早口言葉を親に吹き込む。
「オトン、オカン、『お耳お目々おでこ』って早口でゆーてみて!!」

「お耳お目々おめ・・・あわわっ!!」

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ゴメンね。
ウチ、そんな話題で盛り上がる家族なの。
お上品な坊ちゃん育ちには刺激が強すぎてよ。
育ちの悪さにかけては負けてないと自負しております。
私の家族を語ると必ず相棒がつぶやく。

「あんたとこの家メチャクチャやなぁ・・・」

あなたのトラウマに優しい家族ネタ。
メチャクチャな家庭に育ってよかった。
posted by 亀有夕子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | うちネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月06日

赤裸々な指導

小学一年生のとき、自転車のサドルで大事なところをぶつけてしまった。
たまたまサドルのカバーが破れていて、鉄の突起物で軽く出血。

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パンツには血のりの跡。
そのまま洗濯機にほうりこむと、どうやら汚れが落ちなかったらしい。
洗濯物をたたみながらオカンが叫んだ。

「あらこの娘、もうはじまったわッ!」

たちまち近所にひろまる私のウワサ。


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※今も私は「小1で初潮」ということになっている。(上書き不可)




そして夕食の席で突然立ち上がるオカン。

「夕子、パンツおろしなさい!!」

わけがわからず柱に立たされる私。(しかもパンツだけ脱いで)

「今度ここから血がでたら、この紙あてるんやで!」

オトンも兄貴も弟もいる目の前で、いきなりオカンが女の指導をはじめる。

それ、今せなアカンこと?
今絶対せなアカンことか? オカン!!!!
 


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子どもの人権? なにソレ?



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posted by 亀有夕子 at 10:37| Comment(4) | TrackBack(0) | うちネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

北斗の猫たち

高校時代に拾った子猫

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近所でダンボール箱に子猫が3匹。
小さすぎて性別もわからない。
どれもひよわで、いたいけな瞳。
選べずにダンボールごと拾って帰ると、オカンがビックリしてた。


猫嫌いのオトン対策で、子猫は私の部屋で秘密飼育。
さっそく名前を考えた。
弟がふざけてネーミング。
「南」と「達也」と「和也!!」
黒猫がミナミかっ!?
「タッチ」案は即却下。


猫の名前に恋愛マンガは似合わない。
どうせならワイルドに。
私の独断と偏見で「北斗の拳」が適用される。
名前は「ケンシロウ」と「ユリヤ」と「マミヤ」。
黒猫に「ケンシロウ」なんてうってつけ・・・と思っていたら、全部オスだった。


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ある日、家の中からケンシロウの悲鳴が。

「うわおぉぉぉぉおおおんっ!!」

振り向くとユリヤがケンシロウにまたがっていた。
ユリヤがケンシロウをはがいじめ!?
どうやらユリヤはバイセクシュアルらしい。
「決定的瞬間やぁっ!!」と私はカメラをわしづかみ。
さかりがついたオス猫同士を激写した。


そんな写真のことなんかすっかり忘れて、ほおっておいたらオカンのカミナリ。
オカンが私の激写を現像に出してしまったのだ。


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猫育てに恥はつきもの。


posted by 亀有夕子 at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | うちネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月20日

弟が優勝した日


 自宅でのんびり過ごしていると、どうやら弟の公平が帰宅したらしい。
 母につかまり、階段をのぼってくる。 

 「どうしたん?」

 「公平、脱臼したんや」


 練習中のケガ。
 柔道部員にはよくある話。
 母は看護師。
 なれた手つきで手当てする。
 身内の冷静な対応に、今にも泣きそうな顔。

 「今度の試合に賭けてたのに…!!」

 赤い顔で泣きじゃくる。
 母は泣き言が大キライ。
 部屋を立ち去り、さっさと夕食の準備に取りかかってしまった。

 残された姉弟2人。
 どないせいっちゅーのっっ!!


 小さい頃から公平は、内弁慶ならぬ内泣き虫だった。
 高2にもなって、ずっとしゃくりあげてる。

 「せっかく練習してきたのに…!! 
 俺、もう人生かくれんぼや!!」


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なんでそこで五木ひろしがでてくるねーん!

…とツッコミたかったのに、おいっ、泣くなよ、コラ!! 

 顔を合わせれば憎まれ口の姉弟だけど、泣かれたらたまらない。
 弟の部屋まで食事を運ぶことにした。
 見慣れない姉の姿に目を疑う公平。
 しょーがない。
 普段私は、そんなことしないから。

 甲斐々しく変貌した私に、いたく感動したらしい。 
 弟はしきりに「ありがとう」をくりかえし、脱臼した肩をいたわりながら自主トレを始めていた。
 父がつくったダンベルで。
 


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posted by 亀有夕子 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | うちネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする